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寸法検査とは?
製品の品質を大きく左右する重要なプロセスである寸法検査。日本のモノづくりを支える製造現場において、日々当たり前のように行われている工程です。しかし、多くの現場において、その明確な定義や「測定」との違いが混同されがちなのではないでしょうか。
本記事では寸法検査の基本から現場が抱える課題、そして効率化のヒントまでを詳しく解説していきます。
寸法検査とは?製造現場で欠かせない基本知識
寸法検査の定義
寸法検査とは、設計図面や仕様書に示された寸法通りに製品が仕上がっているかを確認する作業です。対象となる部品の長さ・厚み・角度などを調べ、許容される誤差の範囲(公差)に収まっているかを厳密にチェックし、合否を判定します。
「公差(こうさ)」という言葉に馴染みがない方もいるかもしれません。金属や樹脂といった素材は、気温や湿度の変化によってわずかに膨張したり収縮したりする性質を持っています。そのため、どんなに精密な機械を使っても、常に誤差ゼロの部品を作り続けることは現実的ではありません。
そこで「図面の数値からどれくらいズレても実用上問題ないか」を示す現実的な基準枠をあらかじめ設定しており、これを公差と呼びます。この枠内に収まっていれば良品として、無事に次の工程へ進む仕組みとなっているのです。
「寸法測定」と「寸法検査」の違い
似た言葉として扱われやすい2つですが、製造の現場における役割は明確に違います。
「測定」は、対象物の長さを定規や専用の機械で測り、その数値を客観的に出す行為そのもの。そこには「良い・悪い」という判断は一切含まれていません。
一方の「検査」は、測定して得た数値をもとに、基準となる公差と照らし合わせて「良品か不良品か」を判断する行為までを含みます。つまり、対象物のリアルな数値を出すだけなら測定、その結果から最終的な合否を決めるのが検査といえるでしょう。
寸法検査を行う主な目的
検査を実施する最大の目的は、品質の維持と向上にほかなりません。
基準を満たさない不適合品(不良品)が市場へ流出するのを防ぐ、企業にとって極めて重要な防波堤の役割を果たしています。また、組み立て工程での不具合を未然に防ぐ意味合いも持ち合わせています。
部品のサイズが少しでも違うと、うまくはまらなかったり、動作不良を起こしたりして後工程に多大な迷惑をかけてしまうものです。万が一不良品が混入すれば、最悪の場合は大規模なリコールに発展する恐れすらあります。
スムーズな生産ラインを保ち、顧客からの信頼を守り抜くためにも、絶対に欠かせない検査なのです。
寸法検査で使用される主な測定器と選び方のポイント
検査対象物のサイズや複雑な形状、そして求められる精度の高さによって測定器を選ぶ必要があります。万能な機械は存在しないため、用途に合わせた使い分けが欠かせません。
ここでは現場でよく使われる機器の特徴と、導入時にチェックすべきポイントを見ていきましょう。
ハンドツール(ノギス・マイクロメータなど)
現場で多用されるおなじみの機器が、ノギスやマイクロメータといったハンドツール。目盛りを自ら読み取るアナログ式だけでなく、最近では数値をデジタル画面で表示してくれるタイプも普及しています。
ポケットに入れて持ち運べるほどコンパクトで汎用性が高く、対象物をサッと手軽に測れる点が大きなメリットです。価格も比較的安価なため、複数台を揃えやすいのも魅力といえるでしょう。
その反面、測る人の力加減やツールの当て方によって、数値に微妙な差が出やすいという弱点も存在します。検査員の技術力や経験値に結果が左右されやすいため、正確な数値を出すには一定の慣れと訓練が必要不可欠です。
三次元測定機
複雑な立体形状をXYZの3つの座標で捉え、ミクロン単位の高精度で測るための機器です。測定物が置かれたステージ上で、先端にセンサーがついた「プローブ」と呼ばれる針を部品に接触させながら、立体の座標データを取得していきます。
自動車のエンジン部品や航空機のパーツなど、高い安全性が求められる精密部品を検査するうえで、決して欠かせない存在。正確で信頼性の高いデータを得られる一方、専用のプログラムを組むなど操作には専門的な知識が求められます。
また、導入コストが数百万円から数千万円と高額になりやすく、設置場所の温度管理なども厳密に求められるため、費用対効果をしっかり見極めなければなりません。
画像寸法測定機
高解像度のカメラで撮影した画像を瞬時に処理し、対象物に直接触れることなく非接触で測る画期的な手法です。機種や対象物によっては、複数箇所を短時間で非接触測定できるものがあるため、インライン検査や大量の部品を処理する現場に絶大な威力を発揮します。
対象物をステージの上に置いてボタンを押すだけ、というシンプルな操作性も大きな魅力です。誰が操作しても同じ結果が出るため属人化を防ぎつつ、劇的なスピードアップを図れることから、近年多くの工場で導入が進んでいます。
測定器を選ぶ際の基準
自社の現場に最適なものを選ぶためには、いくつかの明確な基準を持つことが大切です。
公差に対して十分な分解能・不確かさを持つ測定器を選ぶ、という考え方が基本です。現場では10分の1ルールが経験則として使われることもあります。
加えて、現場の生産ペースに追いつけるだけの「測定スピード」も考慮しましょう。機能が優れていても、時間がかかりすぎてはラインが止まってしまうためです。
「操作の難易度」や「導入・維持コスト」、後からデータを追跡・証明できる「トレーサビリティ」の有無も含めて総合的に判断し、現場の負担を減らせるツールを選びましょう。
